金曜日、娘が腎炎で入院してしまいました。
でも、悲嘆にくれている場合ではありません。
自分より弱っている人がいると、頑張らねば!と闘志が湧いてきます。
土曜日、前日の入院騒ぎで行けなかった茶道のお稽古に行きました。
毎月、先生がどんな御軸(おじく・掛け軸のことです)をご用意くださるか楽しみなのですが、今日のは特に含蓄があり、こころ洗われることばでした。
「山是山水是水」
読み:やまはこれやま、みずはこれみず
おこころ(意味):山は見ての通り山、水もまた水、けれども、この六つの字体が全て異なるように、他人との違いを認め合うことで、不用な争いごとがなくなります
行書と草書が混じった丸文字がかわいらしくもあり、書いた方のセンスと精神レベルの高さを感じました。今のわたしの心持ちに染みいるものがあり、お稽古中なのに、うるっとしそうでした。
そうなのです、つらいときも、心の支えになってくれる家族や先生が居てくれる、そして「書」ひとつで見ず知らずの人を励ますことができる人がいる。禅僧ってすごいんですね…
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