雪輪

たんじょうび

日曜日は娘の3歳の誕生日でした。友人に教えてもらった好きなイラストを描いてくれるケーキ屋さんにミニーマウスの絵入りケーキを注文し、本人所望の小さなピンクの自転車を用意して祝いました。

ケーキ屋は新町2丁目だったので車でいったのですが、ケーキを受け取ったあと、持っていた飲み物をボンネットに置いて娘をチャイルドシートに乗せていたら、飲み物のことはすっかり忘れて発進しようとしてしまいました。上の子のパパとつきあっていた頃、同じようなことがあったのを思い出しました。あのときは運転席の上だったので（確かコーラ）発進してしまってから気づき、大笑いしました。ケーキは期待通り、かわいい仕上がりでした。

本当は三輪車が欲しいと言っていた娘ですが、兄の自転車を買った店の5歳の娘さんが小さな自転車を2台持っていたので、うちのにも乗れる自転車があれば三輪車は買わなくて済むかも…と聞いてみました。

我が娘は身長高め、しかも足が長いときているので、やはり乗れるものがありました。でも、三輪車をとばして自転車ですから、ちっともこげません。どうもギア比が小さくてペダルが重く大変らしいです。（兄の分析による）　もっぱら家のなかで練習していますが、週末の軽井沢キャンプできっとこげるようになるでしょう。

日曜は父の日でもあったので、スーパーでお夕飯に何食べたい？と尋ねると、娘はさかな、夫は肉…しかも目の前にはホールの金目鯛。「これ、食べる！」

ならば、春に築地で購入したで出刃包丁の出番です。ウロコをキッチン中撒きながらとり、3枚におろし、だいすきなパトリス・ジュリアンさんの本から「白身さかなのラタトゥイユ添え」を製作。皮もぱりっと焼けて成功でした。

我ながら頑張った日曜でした…（そのためか月曜は用事も忘れ、ぐったり寝てしまいました）

 

初レッスン

もうすぐ3歳になる娘。念願のバイオリンレッスンの許可が出、6月12日よりレッスンをはじめました。奇しくも息子がはじめたのも4歳の6月6日。なぜか6月にご縁があります。

しばらくレッスンをさぼって先生とおしゃべりしてばかりいたわたしも一念発起。今日よりレッスン再開しました。できるだけ毎日練習したいのですが、それを自分に課すと無理がくるので、できるだけ、にしておきます…

日本人の知らない日本語

三軒茶屋の本屋さんで会計時にレジで平積みされていた本。つい買ってしまったら超面白い。ほぼ漫画なのですが、内容はかなり濃いです。日本語を操る者として読んでおくべき本では？と思います。

ORに住む友人にあげたら大喜び。ＮＹの友人にも送らなくては。

旅のおわりに ツバメの巣立ち

帰国した日はやはり蕎麦か鮨を食べねばなりません。箱崎から自宅近所の蕎麦屋だんだんに電話してみると定休日だったので、二子玉川でお鮨を食べるべく、直行。

駅の改札をでたところに、なんとツバメの巣がありました。巣の周りをツバメが2羽飛んでいます。鳥好きのわたしたちは、「こそだて中にしては数が少ないね。」としばし観察。

よくみると、一羽はふわふわの綿毛が残っていてしきりにそれを毛繕いしています。そっか～もう巣立ちしたんだね。駅の中でこそだてするなんて、賢い親御さんです。来年は巣作りのころから観察してみたいものです。

ちなみに、この場をお借りして今回こころよくわたしたち親子を招待してくれたL家のみなさまにお礼を申し上げたく。ありがとう！

Portland Lastday

あっという間の5日間、昨夜は家族会議をして、「もっとなんでも食べられるようになって、自分のことが自分でできるようにならないと留学は無理だね」との結論に至りました。

ゲームに夢中で、食卓の支度はおろか、食事ができたと呼んでもなかなか来ない。朝は起きられない。それでは、母も申し訳なくて他所様に預けることもできません…もっと自覚をしっかり持たねばね！

帰りの機内で留学についていろいろお話してくださったジョン・カビラさんに似た感じのCAの話では、
「いやぁ、お母さんがそばにいたら、甘えてなんにもしませんよ。きっとお手伝いはできると思います。早く手放したら立派になりますよ。それに親のありがたさが身にしみて、大事にするようになりますよ。僕もそうでした。」
とのこと。そうかもしれません。逆にわたしのほうが、いざ息子を手放す段になっておろおろするような気もします。いよいよ子離れの時、近し。覚悟せねば。

カビラさんのおかげで飛行機を降りる際、コックピットをみせていただきました。パイロットのかたがこれまたフレンドリーで、操縦席に座らせてくれ、帽子まで被せてくださいました。はしゃぐわたしにも、座っていいよとすすめてくださり、息子にぱちりと写真を撮ってもらいました。しあわせ…息子のこどもっぽさが幸いしたのか。

ちなみに機内でカビラさんおすすめのジュースがおいしかったので紹介しておきます。彼のこどもたちはこのクランベリーアップルジュースをスプライトで割って飲むのがお好きだそう。

Portland Day４

滞在先はこどもが3人いる5人家族なので、わたしたち2人を足すと車一台には乗りきれません。でも車社会なので、もちろん夫と妻一台ずつ車があり、全員ででかけるときには2台に分乗、とても便利です。

アメリカの住宅地は土地によってもかなり差がありますが、ポートランドでは森林で覆われた大きな公園や空地と空地の間に住宅地がポコンポコンと点在しています。そういえばバーミンガムでもそうでした…なので、東京のように、鉄道の駅を起点として街が形成され、駅と駅のあいだに住宅が切れ目なくつながっていく、というイメージを説明しても、東京を知らない人にはなかなか理解してもらえません。

車があるからこそ成り立つ都市計画だなぁ、と思いつつ、分譲地内を案内してもらうと、やはり通過交通を排除するように計画されたクルドサック型です。
「あ、やっぱりクルドサックだね」　というと
「ん？コリードサックのことね」
発音が違ってすぐにはわからなかったようです。でも、日本の普通の人なら知るはずもないクルドサックをご存じということは、やはりよく用いられているということですね。

日本に帰ってから、このことをお友達に話して、発音って大事だよね～と語っていたら、
「でも、何語だろうね？」
彼はすぐにその場でネットで調べてくれ、「Cul-de-sac　フランス語で袋の底」　という意味だということがわかりました。日本語でいうと袋小路。言葉が違っても人の感じ方は一緒なんだな～となんだか「人類皆兄弟」に感じるできごとでした。（Tくん、調べてくれてありがとう）

ちなみにこれも加えたら3台所持ですか？すごく楽しいこども用バッテリー自動車です。

Portland Day３

「土曜の朝は Saturday Market に行こうね！」
到着した日から友人が言っていたファーマーズマーケットが楽しみでした。ロスでもUCLAの近くに朝市が週に一度きていて、オレンジやベーグルがおいしかったので、大量に買い込んで冷凍して次の木曜を心待ちにしていたっけ。

市が立つのは　LAKE OSWEGO　という超高級住宅地のそば、ということで、街が当然かなり立派で素敵です。

でも、あいにく小雨がぱらつく天気。でも日本でも食べる山菜のコゴメ（味は同じでした！）が売っていたり、細いけどあまくておいしいアスパラガス、ハーブの苗（持って帰れないのが残念）などがあって楽しかったです。

市場で花を抱えてあるく男性の姿がとても素敵だったので、思わず声をかけて写真を撮らせてもらいました。

Portland Day2

２日目は昨日の高校に見学へ。
のつもりが、朝食後息子が腹痛でダウン。寝込むほどの痛みなので今日はゆっくり静養しようと寝かせておき、友人に送ってもらってひとりでお買い物。
本当は自分で車を借りて動くつもりだったのですが、せっかく取っておいた国際免許証をうっかり忘れてきたのでレンタカーできなかったのです…

久しぶりのTARGETですが、ロスよりも大きくてきれいで品揃えが豊富。というか、滞在した　　　WILSONVILLE　周辺はどこのモールも新しくて気持ちがよいです。あとで調べて判ったのですが、新興住宅地らしく、市の住民の平均年齢が35歳！前後なのです。

こそだてサロンのスクラップブッキングで使えそうなグッズを発見。ついつい色々購入してしまいます。紙類は重いのにね…

Portland Day１

初めての土地は、ネットで情報収集です。オレゴン州などという日本人の少ない地域は事前に本で調べようにも、なかなかありませんでした。まずは、google mapで空港と友人宅の位置関係をチェック！地図オタクなので訪問先の地図が頭に入ればもう心安いものです。

 

PDXから友人宅へ向かう車内、シカ出没注意サインが。まさに田舎です。友人宅の窓からは隣の牧場の牛や馬がのどかに草をはむ様子がみられました。



オレゴン州は日本からの時差マイナス17時間。そのため、15:20のフライトで約10時間飛んでも到着が同日の8：00。「機内でしっかり寝てこないとつらいよ～」
友人のアドバイスはもっともでしたが、どこでも寝られるわたしと違い繊細な息子は機内でなかなか睡眠がとれません。おつきあい＆2回の食事をしているうちに現地入り。案の定、中学校の見学ではグロッキーな親子でした。

お世話になるかもしれない　INZA R WOOD MIDDLE SCHOOL　はどかんとオープンな教室レイアウトの学校。土地にゆとりがあるってこういうこと。ウイング状に広がってクラスルームや特別教室が散らばっています。アジア人がめずらしいらしく、生徒たちの視線が興味津々なのを感じます。

スクールツアーをしてくれたCATHYはとても気さくなコーディネーターで、図書室司書らしき男性もかなりフレンドリー。もし、入学したら初めての日本人留学生、とのコメントに日本人いない度の高さを感じ入ります…

そして夜は WISONVILLE HIGH SCHOOL の卒業式を見学。お隣の娘さんがちょうど主役。中学校とはうって変わった立派な校舎ですが、卒業式はなんとオープンエア。グラウンドの中央に演台が設けられての式です。卒業生は映画でよくみる◇の帽子にローブ姿。でも親たちはいたって普通の服装でした。

校長先生がユーモアたっぷりの方、さらに学校運営委員代表の方はさらに可笑しい、でも、スピーチの最後はこころにしみる内容…という素敵な卒業式でした。

ポートランドへ

そして今度はアメリカはオレゴン州、ポートランドに行ってきます。

な～んて忙しいことでしょう。でも、この2カ月ほど、職場のバザー準備にこそだてサロンの立ち上げと一日17時間フル稼働で働いてきたので、ここいらでこころとからだのデトックスです。

といっても、なにも遊びにきたわけではなく、中学生の息子の留学先として下見に来たのです。最初お知り合いに誘われたときには、オレゴンってどこだっけ？という程度の知識でしたが、地図をみればシアトルのすぐ下、つまり「とっても自然の豊かなところに違いない！それはいい」と急に行く気満々です。そういえば、昔弟が夏休みにホームステイしていたのはオレゴンではなかっただろうか？たしか「すっげー田舎で日本人あまりいなかったし」と言っていたような記憶が。

わずか４泊６日間しかありませんが、中学＆高校の見学にお隣さんの卒業式の様子をみせてもらったりと楽しくまじめに下見してきます。